こういった作品は、どうしても色眼鏡でみてしまうところがあって、しかも批判ベースの色眼鏡。なるたけ、そういった偏見を捨てて読もうとしたけど、捨てきれていないところがある。それもまぁしょうがない。
率直な感想、これは酷い。
薄すぎるし、軽すぎる。これは「命」をテーマとした作品なのか?
アウトライン自体はそこまで悪くないと思う。かといって賛美されるものでもないが。
主人公を含める登場人物が驚くほど軽薄で、そもそも個性を描ききれていない。「命」は深いものだと思うから、人物の人間性や個性などはより深く描写する必要があると思う。それが感情移入に繋がり、共感・感動を生みだすのではないだろうか。
次に設定なんだけど、世界トップクラスまでの技術を持ち、税金からも逃れる裏組織。
簡単に名刺渡してんじゃねーよ。てか名刺とか作ってんじゃねーよ。
などなど、これ以外のあらゆる点で設定が破たんしている。
そして、やはり文章が酷い。意味のない、センスを感じない例え。
こればっかは好き嫌いとか感覚的なことに左右されるけど、駄目だわ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ヒューマンドラマ
- 感想投稿日 : 2011年1月26日
- 読了日 : 2011年1月26日
- 本棚登録日 : 2011年1月26日
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