いじめっ子におびえ、自転車を乗り回し、深い森を探検する活気に満ちた少年たちのノスタルジーあふれる日常が丁寧に描かれる。
なんといっても一番素晴らしいのは、子供の空想力なのか、本当の怪奇現象なのかがわかりにくい絶妙なリアリティラインだろう。本当に絶妙。
また、凶悪な殺人事件などによる不気味な暗雲も立ち込めていてスリルもある。
自分は「あー、これだ、こういう話が読みたかったんだ」と思った。
下巻も楽しみ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年5月6日
- 読了日 : 2019年5月6日
- 本棚登録日 : 2019年4月21日
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