深川にゃんにゃん横丁

著者 :
  • 新潮社 (2008年9月1日発売)
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本棚登録 : 235
感想 : 37
4

お江戸・深川『にゃんにゃん横丁』♪
そのあたりに住む猫たちの通り道になっている小路。
そこで暮らす人々の人情物語。

誰かが困っていたら、何のためらいもなく声をかけて助け合う。
そんな”おせっかい”が、温かかったです。
”おせっかい”って、今の世の中だとマイナスにとらえがちですよね。
でもこの時代は、かまう方もかまわれる方も、どことなくおおらかで、
心豊かな時代だったんだなぁと…。

期待したほど、猫ちゃんは登場しませんが、
猫がしゃべったんだよ~!とみんなでわいわいがやがや。
あれ?猫ちゃんってしゃべりますよね~?(笑)

そして、おつがさんとまだらの最期を見守る彼らの姿にジーンとしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行
感想投稿日 : 2016年3月20日
読了日 : 2016年3月18日
本棚登録日 : 2016年3月20日

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コメント 2件

azu-azumyさんのコメント
2016/03/21

杜のうさこさん、こんにちは~♪

私、宇江佐真理さんの本も読んだことがありません!
私の読書、どんだけ偏っているのか…(汗)
杜のうさこさんのおかげで、またまた新たな出会いの予感~♪
ありがとうございまーす(^^♪

なんかほっこりするお話のようですね~
”おせっかい”大好きです!
この本、ぜひ読みたい~!

大阪人の私は”おせっかい”文化の中で育ってきました。
例えば…
八百屋さんで、「キャベツが欲しいけど、これは大きすぎる」と悩んでいたら、全く知らないおばちゃんが「姉ちゃん、はんぶんこしよか~」と言いつつ、「おっちゃん、姉ちゃんと半分ずつにして」って。
もう、こんなことが日常茶飯事でした。
でも、大阪を離れると、知らない人が気軽に声をかけてくれることは少なくなったなぁ…、と思うのですが。
これって、やっぱり関西だけなのかなぁ…

そう言いつつ、私はつい”おせっかい”をやいてしまうのです(;´・ω・)
余計なお世話になっていなければ良いなぁ~

杜のうさこさんのコメント
2016/03/23

azu-azumyさん、こんばんは~♪

私も宇江佐真理さんは、初めましてなの~。
時代小説が苦手でね…。
実を言うと、『みをつくし料理帖』が記念すべき時代小説デビュー!
デビューにして、あれほど素晴らしい小説に出会えたという強運の持ち主(笑)

私も本質はかなり偏ってると思う。
でも、基本欲張りなんだよね~。
なんでも読みたくなってしまって。あはは。

そういえばazu-azumyさん、大阪でしたね~。
おしるこの記事のとき、私も関東との違いに驚いたもの。
美味しいものは忘れない(笑)

いいね~、キャベツ半分こ♪
大阪のあったかい”おせっかい”すっごく好き♪

私は関東人なの。
でも小さい時から、転勤族だったから関西も住んでたことがあります。
そういえば、気軽に声をかけてくれたのは関西の方が多い気が…。
関東の人は、かけたくても遠慮しちゃうのかなぁ?
「関東の一個残し」でしたっけ?、そういう
気質なのかもね。

私も心配性だから、おせっかいやきたい人間なんだけど、
どうしよう~~と迷ってるうちにタイミングをはずしちゃうタイプ(笑)

azu-azumyさん、余計なことなんてないと思います。
”おせっかい”良いじゃない!
温かい気持ちからなんだから~。

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