いつか読もうと思いながら忘れていた。まさか作者の早すぎる死でそれを思い出すとは思わなかった。
密告者はあなただ。本書はひやりとするメッセージを送ってくる。
私たちが人生において演じている役割というのは成り行きにすぎないこと。私たちは他者との関係において、救済者にもなりうるし、密告者にもなりうる、そんな危うい生を生きていることを、『アンネの日記』というプリズムを通して暴いてみせた。
とこう書いてみたが、まだまだ言い足りないことがたくさんある。再読したい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・詩
- 感想投稿日 : 2017年12月13日
- 読了日 : 2017年12月12日
- 本棚登録日 : 2017年12月12日
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