なんと衒いのない誠実な文章か。スノッブに堕さず、育ちの良さがにじみでている。キリスト教と日本的精神が、須賀敦子のなかで対立することなく両立している。読んでいて気持ちがいいと思える文章に、久々に出会えた。新しい作品を読めないことを、ほんとうに残念に思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2011年3月26日
- 読了日 : 2011年3月26日
- 本棚登録日 : 2011年3月26日
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