思わず、村上春樹の『1Q84』はこの絵本に想を得ているんじゃないかと思いたくなるほどだった。おそらくそれは違うだろうけれども、少なくとも深い無意識のレベルでは、本作の発想は『1Q84』の数歩先を言っているような。いや、月の数で判断しているわけじゃない。
本作は、村上春樹の小説のロジックを、もっと広々とした、言葉にならない暗闇からやんわりと包み込んでいる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2013年11月26日
- 読了日 : 2013年11月26日
- 本棚登録日 : 2013年11月26日
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