宮沢賢治「注文の多い料理店」
蓄音機と会話する場面がおもしろかった。冨永監督らしい。
三浦哲郎「乳房」
原作が強烈すぎて映画が負けている。
永井荷風「人妻」
男のこころの葛藤を分身との対話にしていて、狭い家に男がひしめきあっているあの悶々とした感じが滑稽でよかった。
岡本かの子「鮨」
映画化に適していると思った。先生と鮨屋の娘との淡い恋を描いた(事実そうなのだが)作品と思いきや、先生の少年時代の回想へと移る。その、突き放された感じが、より切なさをそそる。
坂口安吾「握った手」
深刻なのにどこまでもとぼけた感じいいなと思ったら山下敦弘監督だった。
林芙美子「幸福の彼方」
波留が笑いをこらえる演技が秀逸。泣く演技はちょっと…
読書状況:読み終わった
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DVD
- 感想投稿日 : 2015年3月27日
- 読了日 : 2015年3月28日
- 本棚登録日 : 2015年3月27日
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