内容は覚えていないけれど、『母なる証明』とかぶる。
とはいえ、なんでこんなに復讐が残酷で激しく、湿度が高いのだろう。
ヨーロッパやアメリカの映画を基準にしたら、ちょっと度を過ぎている。この母親の存在感は、異常といっても差し支えない。本作をみた欧米の人々は驚いて思わずヴェネチアの最高賞を与えたくなったかもしれないが、日本に住む自分からすれば、その価値は「映画的に」まったくない、と断言できる(別に韓国を嫌っているわけではない。親友のひとりは韓国籍だ。だからこんな映画を評価することが、失礼に思える!)。韓国的母親像は、想像できないわけではない。けれども欧米はおそらく、本作で描かれている母親に驚愕している。でもそんなのは映画には関係ない。
本作は、映像よりも、物語のロジックを優先させている。つまり、映像が語り手段と成り下がっている味気なさがある。
読書状況:読み終わった
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DVD
- 感想投稿日 : 2014年3月5日
- 読了日 : 2014年3月5日
- 本棚登録日 : 2014年3月5日
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