新選組ござる (新潮文庫 た 101-11)

著者 :
  • 新潮社 (2015年1月28日発売)
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感想 : 17
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最後の新撰組隊士、市村鉄之助(中身に義経)、参る!

色々と反則。しかし、だから、面白い!
明治の東京で鉄之助は沖田総司を探していた。新撰組を再び興すために。しかし出会った沖田は、しかもそこの牛鍋屋には、鉄之助のお伴は、……色々と大変なことになっております。

沖田さんが実は女とか、まあ、どこかで聞いたことのある設定なのですが、和宮の影武者というのが面白い。そして、鉄之助はぬらりひょん、あのぬらりひょんの子孫で、辰之助は犬(笑)、義経の亡霊にとりつかれているという。謎の少年暗殺者から沖田を守れるのか。題材はあるあるという感じなのに、何か新しく読めました。新撰組って無限の素材。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 913: 小説. 物語
感想投稿日 : 2016年6月19日
読了日 : 2016年6月17日
本棚登録日 : 2016年6月19日

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