成功はゴミ箱の中に: レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)

  • プレジデント社 (2007年1月1日発売)
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成功はゴミ箱の中に

マクドナルドの創業者であるレイ・クロック氏の自伝です。
生い立ち、マクドナルド兄弟との出会いから会社が大きくなり死去するまでが語られています。
成功談というより、レイ・クロックという人の信条、人間性を前面に出した内容になっています。
巻末には、孫正義 氏と柳井正 氏の対談やそれぞれの解説が収められており、そちらも興味深い内容でした。


【本書で学べること・考えること】
- チャンスを掴むのは自分次第
be daring, be first, be different
- 忍耐力の重要性
- 契約内容には注意
- Win-Winの作り方
- 理想の組織
- トップの孤独
- ヒット商品の作り方

読んでみての感想です。

事業で成功する人は、趣味=仕事といった人間なのだと改めて思いました。
このエネルギーは、一流アスリートと一緒で、才能+努力+運のなせる業です。
これは、誰にでも当てはまるものではないです。

レイ・クロック氏は、非常にフェアな取引、Win-Winを意識した取引を心がける人物だと思いました。
個人的になリベートや接待を嫌い、その分、値引きしてくれという考えが代表的です。
藤田田 氏の藤田商店でも同じことをやっており、有名な逸話だったと記憶していますが、ルーツはここだったことを知りました。
節税にも興味を持たず、公共益を考える姿勢は好きです。

巻末の柳井正 氏のまとめが秀逸でした。
そこを読めばポイントが押さえられるので、柳井 氏の凄さを改めて知りました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2021年8月19日
読了日 : 2021年8月19日
本棚登録日 : 2021年8月19日

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