春へ (DARIA BUNKO)

著者 :
  • フロンティアワークス (2012年7月13日発売)
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本棚登録 : 292
感想 : 20
5

十希の、旭への想いが詰まった本でした。
精一杯好きでいる。嘘もつかない。この想いに誠実でいる。旭っていうひとりの人を、幸せにするために生きたい。
両親のお墓の前での十希の告白の言葉が好き。
先輩と奈々さん。二人の息子としてしか見てもらえない寂しいさ。将来への選択の迷い。
両思いだとわかっても別れを選択したのは切なかった。
旭、と名前に想いをこめて何度も呼ぶのが印象的。
最後の章タイトルには嬉しかった。のに「ときのたつ」では戸惑った。最後は旭と結ばれて本当によかった。
あとがきで章タイトルをつなげると旭の言葉になると知って思わずタイトルを探しました。
秋山の、俺と美里の二の舞になるなってどういうこと⁉
美里とどういう経緯があって結ばれたのか、気になります。
読み返したくなる一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 朝丘戻。
感想投稿日 : 2013年3月12日
読了日 : 2013年3月12日
本棚登録日 : 2013年3月12日

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