45才の版画家の咲世子と28才の素樹の恋愛小説。
「アーティストにとって年を取るということはどういうことか」という問いに対して
「いい面と悪い面がある。いいのは、自分にはできないことが、はっきりわかることかな」
という回答が印象に残った。
若いうちは何者にでもなれる代わりに何者でもない事に焦っていた気がする。年を取ると自分にはできないことが分かる、つまり出来ることも明確になり自分というものが確立されていく。
そういうことを考えながら読み終わりました。本筋とはずれてるけど。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月20日
- 読了日 : 2024年2月3日
- 本棚登録日 : 2024年2月3日
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