教育問題はなぜまちがって語られるのか?―「わかったつもり」からの脱却 (どう考える?ニッポンの教育問題)

  • 日本図書センター (2010年9月16日発売)
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感想 : 33
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「リアルから迫る教員採用小論文・面接」にも通ずる内容。
社会科学的な見方で居酒屋談義レベルに陥りがちな「教育問題」を
再検討する。

筆者曰く「教育問題」などの社会問題は3つのレベルで議論を呼ぶ。
1事実認識レベル-問題となっている事実は何か
2診断レベル-問題店の本質や原因、影響をどう考えるか
3対策レベル-どういう方法で問題が緩和・解決できるか

本書ではこのそれぞれのレベルにおいて、我々が陥りやすい誤りを
指摘し、一歩引いた視点から「教育問題」を見つめなおす提案をする。

かなり分かりやすい文章で学の無い読み手としては助かる。
巻末のブックレビューも、今後の読書の参考になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育関連
感想投稿日 : 2013年4月5日
読了日 : 2013年4月4日
本棚登録日 : 2013年4月5日

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