薩長とは正反対の会津藩から見た明治維新、つまり敗者から見た明治維新だからこそ、強く考えさせられるものがあるのかもしれない。
陸奥国に移封させられてからの生活は胸が締めつけられる思いだ。犬しか食べるものがなく、途中吐気におそわれて口に運べなくなった時に柴五郎の父が言った一言が忘れられない。
『会津の武士ども餓死して果てたるよと、薩長の下郎どもに笑わるるは、のちの世までの恥辱なり。ここは戦場ぞ、会津の国辱雪ぐまでは戦場なるぞ』
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2017年7月30日
- 読了日 : 2016年10月10日
- 本棚登録日 : 2016年10月10日
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