司馬遼太郎氏に代表される歴史小説や、TVの大河ドラマなどで知っている戦国時代の様々な通説に対して疑問や反論を投げかけています。
例えば「武田騎馬隊は、実際戦場では騎馬で戦っているはずはない」とか「桶狭間の奇襲戦は無かった」とか「墨俣の一夜城は豊臣秀吉が建てたものではない」とかとかとかとか・・・。
確かに正しい歴史認識は大事なのでしょうが、読んでいてちょっと違和感を感じました。
反論の一つ一つについては、なるほどと思うのですが、自分が持っていた知識に対してこれだけいちいちダメ出しされると、正直気分良くないです。
一般人が持つ誤った知識に対して警鐘を鳴らすという意味で本書があるだろうとは思うのですが、「これは間違い」「あれも間違い」と鬼の首を取ったみたいに自慢げに書かれると、自分としては「もうエエがな」なんてつい思ってしまうのでした。
まあ、これは著者に対する一種の逆切れ?なのは分かっているのですけど・・・。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年8月10日
- 読了日 : 2012年8月10日
- 本棚登録日 : 2012年8月10日
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