テレビの特集でしか耳にしたことがない、『日航ジャンボ機墜落事故』。
現場となった群馬の警察や新聞社は尋常ではないほどの大騒ぎだったのだろうと、読めば読むほど伝わってくる。
時代もあるのだろうが、この舞台となる新聞社が本当に腐ってる。
地元じゃ大企業だろうけど、ただの地方の新聞社の醜い内部争いに潰されていく若手記者たちがいたたまれない。
主人公の悠木は熱い男だけど、ここぞというところで決断できず、読んでてヤキモキする場面が何度もあり、もやもやした。
登場人物が多いが、それぞれ個性が強くて魅力的。
悠木を疎ましく思う人物が多い中、亀嶋と稲岡の存在は悠木の数少ない理解者に思えて安心感があった。
安西はあのまま息を引き取ったのだろうか、、、
結局、北関はなにも結果を出せないまま墜落事件を終わらせたようだけど、その後はそれぞれ幸せになったようで(社長の失脚はよかった)、とりあえずはハッピーエンドかな?
映画も観てみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年12月4日
- 読了日 : 2022年12月4日
- 本棚登録日 : 2022年12月3日
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