古書店のワゴンにあったのを見つけ、今更ながら買って読んでみました。
7年前の新書なので、当時と今の社会状況などの差からすんなり納得できない部分もありました。
しかし、多くの部分で興味深く読むことができたと思います。
インパクトのあるタイトルや、オビタタキなどから先入観を持たれがちですが、反して内容はしっかりしており、全部が全部納得できないまでも養老孟司氏の思考・問題提起には感じるものが確かにありました。
結局、この本に共感できなかったとしても、それはこの本でいう「バカの壁」を実感できたということでいいんじゃないでしょうか。
この著者のような老人が知り合いにいたら、面倒くさそうな気もしますが、こういう歳のとり方には、正直少し憧れてしまう面もありますね。
「結局われわれは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳だ。」
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- 感想投稿日 : 2010年4月16日
- 本棚登録日 : 2010年4月8日
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