11歳の時、海賊に拐われトルコの娼館に売られて性奴隷として7年過ごした過去を持つ英国貴族ヴァレンティン。
帰国してからは事業で成功するも倒錯した性的嗜好を抱えていたが、自分を娼館から救出してくれた恩人の娘セアラと結婚したことにより変わり始める。
ロマンス小説というより官能小説だった。
でもこの分野だとティファニー・ライスとか物語も官能描写も上手い人がいるから、それと比べると物足りない感じは否めない。
そもそも、キャラクターや物語に深みがなくて展開についていけない部分もあった。
というか最初はヒーローはヒロインの何に惹かれたんだっけ?
ヒーローがそんなに深刻に悩んでる、闇を抱えてる描写も見られず、シリアスな問題に感じられなかった上に、ヒロインも最初から性にオープンで抵抗が見られないのも時代を考えると違和感がある。
ロマンス好きとしては最後の展開や一線は超えない方が好みだし、ときめきやワクワクとは無縁の話だった。
ヒーロー×ヒロインだけの絡みじゃないので地雷な人は地雷だろうなあ。
2008年。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外ロマンス
- 感想投稿日 : 2021年4月21日
- 読了日 : 2021年4月21日
- 本棚登録日 : 2021年4月21日
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