読む度に、わかったような、わからないような気分になりますが、素敵な本だと思いました。
目の前に起きることや、わきあがる感情は、ウニヒピリ(潜在意識)が意図的に見せようとしている記憶の一つ、という考え方。その記憶を見せてくれたことをスルーせず、拾い上げ、お礼を言う⇒今まで気がつかなかったことを詫びる⇒スルーしてきたこと、ぞんざいに扱ってきたことについて許しを乞う⇒何度ひどい態度をとっても私を信頼し、誠実でいてくれた存在に感謝する(愛しています)という流れ。
著者が母と接している時に感じる気持ちが、まさにウニヒピリが私に対して感じている気持ちかもしれない、と気がついた所が印象に残りました。どうしてわかってくれないの?なんでそこでそういうことするの?どうして人の話を聞かないの?
『ありがとう。ごめんなさい。許して下さい。愛しています。』と唱えればどうにかなる、という話ではなく、唱えることで一定の距離をとり、飲み込まれずに向き合い、モヤモヤやイライラを浄化させる一つの方法なのかな、と思いました。
全然別の本で、不安や怒りに蓋をしてなかったことにすると、どこかに無理が生じるけれど、そういった感情はじっくり聞いてやる(向き合う)と気が済む(?)ことが多い、という話があったのを思い出しました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
学び・興味
- 感想投稿日 : 2018年4月8日
- 読了日 : 2018年4月8日
- 本棚登録日 : 2018年3月31日
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