筆者の論には幾分感情的な印象があるが、ほぼ賛成。
神が存在するかしないかという議論よりも、宗教を特別視して無批判に受け入れる風潮に対して警鐘を鳴らすことこそが本書の重要な意義だと思う。キリスト教圏の人間である筆者がここまで書くのには日本に住む私には想像もつかないほどの勇気がいるだろうと推察する。その点だけでも敬意を表したい。
ただ、総じてアブラハムの宗教、一神教に対する批判に終始しているように感じられたので、星マイナス一。あとwebの引用が多いかな。
この問題についてはもう少し勉強して考えてみたい。レビュー・評価も後で書き直すかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
人文科学
- 感想投稿日 : 2011年8月6日
- 読了日 : 2011年8月6日
- 本棚登録日 : 2011年8月3日
みんなの感想をみる