映画館で見れるチャンスを生かして、何年ぶりかに見直してみました。
ストーリーは周知の通り、人類文明がほぼ壊滅したあとの「腐海」と残された人類がどう生きていくのか、というお話。
架空の蟲たちと不思議な飛行物体が織りなす壮大な世界観は、今見ると語るに時間が足らなかったんだろうな、と思います。
クシャナ殿下は身勝手な侵略者になってしまっているし、巨神兵の存在、ペジテがなぜ争うのか、もちょっとわかりにくい。
このあと世界はどうなるのか?その疑問も解けないけれど、人類が腐海を少し知って穏やかな生活をもう一度始める、というのは原作ともある程度一致したラストかも。
人の世の政治と愚かさと、不思議な腐海の生き物とその存在の謎と、そこにかっこいい飛行シーンが加わっていることで、いろんな疑問を残しても楽しめます。
ナウシカはジブリのヒロインの中でも特に能力が高く、魅力的なヒロインですね。
他の作品のヒロインと違って、徹底的に優しいけれど、肉体的にも精神的にもすごく強く、か弱さはほとんどない。
ロマンと不思議の塊で、1984年の公開から36年経っても、テーマも古びていない。ずっと面白いです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画フィクション
- 感想投稿日 : 2020年7月26日
- 読了日 : 2020年7月11日
- 本棚登録日 : 2020年7月18日
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