ギターを持って街頭で歌う男と、チェコから来たピアノの上手い女性がダブリンの街で出会い、一緒に音楽を作り上げていくストーリー。
チェコの女性役(名前がなくて、エンドロールでもguy とかgirlです)が非常にハマっている。英語がそんなに上手じゃないけど、いきなり話しかけてくるのも、掃除機をガラガラ引っ張ってくるところも、そういうちょっととぼけたところも魅力的。実は娘もいて、さらには夫とも別居してるけど離婚はしていない。それ故に、2人は音楽を通じて心を近付けてもあくまでプラトニックである。
最後にピアノを送るのは、背中を押してくれたお礼に、最後に何かを返したいという気持ちですね。
2人ともプロのミュージシャンなだけあって、音楽も素敵なのだけど、やっぱり2人の微妙な関係がいいんだろうな。現実感のある風景の中で、少しだけ文化祭みたいな雰囲気が漂って、なんだか羨ましい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画フィクション
- 感想投稿日 : 2019年12月1日
- 読了日 : 2019年11月24日
- 本棚登録日 : 2019年11月24日
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