世界から猫が消えたなら

著者 :
  • マガジンハウス (2012年8月30日発売)
3.44
  • (22)
  • (49)
  • (43)
  • (21)
  • (5)
本棚登録 : 551
感想 : 54
3

余命わずかな人間が、1日の命と引き換えに、世界から何かを消す。
そんな悪魔との取引の中で、限られた時間をどうすごしていくのか。

チョコレートや、電話や、時計、映画が消されていく。
その中で、本当に大事なものってなんなのか、主人公は見つけていきます。
便利とか不便とか、面白い概念だなーと改めて思うし、そういう不思議なテーマと、「限られた余生」みたいなテーマを合わせたことで、自己中心的な世界描写が許されるんだなーと感じました。おもしろい。

あんまうまくいってる気がしないけど、映画も見てみますかね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年9月11日
読了日 : 2016年9月1日
本棚登録日 : 2016年9月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする