再び消されかけた男 (新潮文庫 フ 13-4 チャーリー・マフィン・シリーズ)

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図書館から借りました

 スパイ物。イギリスが舞台。
 続編。(この前が「消されかけた男」)

 主人公は元英国情報部の四十歳をすぎたチャーリー・マフィン。
 前回、アメリカとイギリス、二カ国の情報部を手玉にとって逃げ切ったチャーリー。それから二年。
 チャーリーを憎む二つの国が、彼を捜していた。
 チャーリーは愛妻イーディスが止めるのも聞かずに、敬愛した上司の墓参りに行き、見つかってしまう。
 そして始まる、命がけの策謀合戦、追いかけっこ。

 前回の登場人物がほとんど出てくる。
 追いつめられるチャーリー。
 でも一番しんどいのは、イーディスだろう。

 彼は生き延びる、不死身の男だから。
 でも、大事なものをなくしてしまう。
 結局、スパイとして生きるしかないほかなさそうなのに、彼はこれからどうして生きていくのだろう。

 前回はわりと地味だったけれど、今回は金庫破り等々いろいろあって、派手。
 先がわからないから、おもしろい。
 これにも続きがあるらしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 冒険小説
感想投稿日 : 2011年5月30日
読了日 : 2011年5月30日
本棚登録日 : 2011年5月30日

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