読了。数々の伏線や謎かけ、物語のエンタ性に惚れ惚れしました。
中学の時はあまりに難解で歯が立たなかった旧仮名遣いが、さらさら読めて心地よかったです。
当時から0章の短編小説はお気に入りでした。
和歌、奥の細道、そして輝く日の宮。ひとつひとつパズルを解く快感がありました。きっと数学の解説書を読む感じ。
思うところは色々、しかし言葉にさせてくれないのは傑作だから。
きっと30年後に再読しても鮮やかにわくわくが蘇ること間違いなし。
チョコレートをあげる感覚で、男女問わず好きな人に包んで差し上げたい一作。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年11月11日
- 読了日 : 2012年11月11日
- 本棚登録日 : 2012年10月13日
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