輝く日の宮 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年6月15日発売)
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本棚登録 : 302
感想 : 49
5

読了。数々の伏線や謎かけ、物語のエンタ性に惚れ惚れしました。
中学の時はあまりに難解で歯が立たなかった旧仮名遣いが、さらさら読めて心地よかったです。
当時から0章の短編小説はお気に入りでした。
和歌、奥の細道、そして輝く日の宮。ひとつひとつパズルを解く快感がありました。きっと数学の解説書を読む感じ。
思うところは色々、しかし言葉にさせてくれないのは傑作だから。
きっと30年後に再読しても鮮やかにわくわくが蘇ること間違いなし。
チョコレートをあげる感覚で、男女問わず好きな人に包んで差し上げたい一作。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年11月11日
読了日 : 2012年11月11日
本棚登録日 : 2012年10月13日

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