2005年刊行。著者は帝京大学経済学部環境ビジネス学科助教授。◆現代社会で意外と用いられている確率的手法。偏差値(標準偏差)が典型だが、他にも多数存在する。本書は確率理論の一端と現代の利用方法を検討し、一見現実的でない確率論とリアルとの繋がりを提示する。◆主観的・心理的確率としてベイズ推定。ざっくりした仮説からスタートするが、試行を繰り返す毎に徐々に学習して推定値の精度が上がっていく。高画質ファックス(電話送信のゆらぎが判っているため可能)、スパムメールの除去フィルター。◇これだけでも収穫ありの一書。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年1月24日
- 読了日 : 2017年1月24日
- 本棚登録日 : 2017年1月24日
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