使える!確率的思考 (ちくま新書 565)

著者 :
  • 筑摩書房 (2005年11月1日発売)
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本棚登録 : 591
感想 : 60

2005年刊行。著者は帝京大学経済学部環境ビジネス学科助教授。◆現代社会で意外と用いられている確率的手法。偏差値(標準偏差)が典型だが、他にも多数存在する。本書は確率理論の一端と現代の利用方法を検討し、一見現実的でない確率論とリアルとの繋がりを提示する。◆主観的・心理的確率としてベイズ推定。ざっくりした仮説からスタートするが、試行を繰り返す毎に徐々に学習して推定値の精度が上がっていく。高画質ファックス(電話送信のゆらぎが判っているため可能)、スパムメールの除去フィルター。◇これだけでも収穫ありの一書。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2017年1月24日
読了日 : 2017年1月24日
本棚登録日 : 2017年1月24日

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