パッケージや謳い文句からポップな内容を想像してたけど
違いました
前半はちょっと鬱屈した雰囲気で
なんか糸がぐるぐるにこんがらがって息苦しい感じ
そこから飛び出して後半、国境を越えた森の中になると途端に台詞が無くなり
優しい世界に包まれてぐるぐるが少しずつ解けて行くような感じ
美しい森と
ひっそりと佇む小屋と
規則正しく積まれた薪と
それらを管理しているであろうオスカーの人柄とが
なんかいいな〜
あんな風に黙って(?)てきぱきとパンクをなおしてくれる男の人はよいなあ
全てを受け止めてくれる器の大きさが森のようでもあったり
そしてキスシーンが好き
地味で大人しい作品だけど
後からじわじわくるかも
ちょっと重くなりがちな設定を、ユーモアを交えつつ描いてるので
そんなに重くなりすぎず
んで最後には解けるというか
解放されるというか
溶け込むというか
そんな気分になりました
主人公の持ち物、というかアイテムや状況が限られていてそれが明確にされているのって好き
この作品の場合
僅かなお金
薬
車
途中で手に入れた椅子
あと、いつも着ている服(赤いニット)に靴
最後のシーンは
どう捉えたら良いのかな
特典映像の監督インタヴューは
編集してくれても良かったよ(笑)
(2005/LES YEUX CLAIRS)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2012年8月12日
- 読了日 : 2011年10月9日
- 本棚登録日 : 2011年10月9日
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