イスラーム国の衝撃 (文春新書)

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  • 文藝春秋 (2015年1月20日発売)
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国家樹立まで宣言したテロ組織、イスラーム国について解説した本。

常々なぜ中東の国では国家がテロ組織を壊滅出来ないのかと疑問だったのだが、政府の自治が及ばないエリアがあったり、地域によって宗派が違って対立している事などが原因だと分かった。

これを読むとイスラム教徒といっても様々な宗派や考え方があり、お互い軍事衝突やテロなどを繰り返していて、一枚岩でない事がわかります。武力による解決を求めるテロ組織も多く、未開の地のような野蛮さに驚きます。

かなり先まで中東に平和が訪れる事はないだろうなと、と思いました。平和な国に産まれて良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年12月22日
読了日 : 2015年4月19日
本棚登録日 : 2020年12月22日

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