著者が50代に夫婦でイスラムの国々を旅行した紀行文。著者は3回のインド旅行後トルコに行った際、すっかりイスラム世界にはまってしまい、その後ウズベキスタン、イラン、レバノン、シリア、ヨルダン、チュニジア、モロッコ、エジプト、スペイン、イエメンと各国を訪れた。
私自身、卒業旅行でトルコに行き、歴史・文化の厚みと、なによりもイスラム建築の幾何学的な洗練された美しさに圧倒された。本を手にした時、その時のことが思い出されたので他の国々はどうなのだろうと思い読むことにした。
読んでみると、やはり国によって色々と違うところがあり(お酒が飲める飲めないとか、人々の感じとか)、その違いがまた魅力的だった。今では大変なことになってしまっているシリアなど、当時は行けたのか!という驚きとともに、貴重な遺産が今となっては破壊されてしまって残念だと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2017年
- 感想投稿日 : 2017年7月29日
- 読了日 : 2017年7月29日
- 本棚登録日 : 2017年7月29日
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