俺、ツインテールになります。 (ガガガ文庫)

著者 :
  • 小学館 (2012年6月19日発売)
3.70
  • (18)
  • (23)
  • (23)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 239
感想 : 28
4

 「俺、ツインテールになります。」はガガガ文庫出版「水沢夢」さんの作品です。
 どんな作風かというと、コメディ+バトル+シリア……スのみっつがバランスよく配合された感じですかね。
 敵となる侵略者たちに対して、戦うことになる主人公は男子高校生なのですが、戦う時にはツインテールの幼女になるというのは個人的にはグッドです。
 あらすじを簡単にまとめると、属性(ツインテール、スク水など)の力を求める侵略者と、ツインテールを愛する少年との熱き戦いの物語です。
 現在9巻まで出ているので結構シナリオとしては導入部なんでしょうね。軽く読めるスナック感覚のライトノベルだったのでたぶん、途中で折れることなく読めると思います。ノリはニャル子さんに近いのですがね……。

 今回のボスは、ドラグギルディ。ツインテールと人形好きの少女を愛するアルティメギルでした。同じツインテールを愛する者同士、トゥアールという少女が持ち込んだ異世界の技術で戦士テイルレッドとなった総二とドラグギルティとの戦いは苛烈さを極める……。
 ……文字に起こすと本当にふざけた戦いですね。人形属性やブルマ属性なんかも出てきて、属性力を求める精神生命体アルティメギルと総二とテイルブルーとなった愛香は戦ってゆくのですが、どうも緊張感に欠けるというか。
 敵が弱すぎるので、トゥアールに対する愛香の暴力沙汰のほうがピックアップされている感じです(笑)。暴力系ヒロインですから、愛香さんは。一方の総二は……。なに系主人公だろう……。ツインテール系主人公?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年1月19日
読了日 : 2015年8月26日
本棚登録日 : 2015年2月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする