拡大自殺 大量殺人・自爆テロ・無理心中 (角川選書 590)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年8月26日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 10
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大量殺人や自爆テロなどの事例を調査する中で,犯人の心理的な側面を詳しく考察している好著だ.第5章で議論されている「介護心中」はこれからますます増えるものと予測されるが,巻き添えにする心理を考察した部分(p184)は重要だと感じた."なぜおとなしく一人で自殺しないのか" 怒りや攻撃性を他者に向けた場合は殺人になり,自己に向けたら自殺になる.そうなっていくには強い動機が必要となる.どこかでそのラインを断ち切れば良いのだが.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2018読破
感想投稿日 : 2018年1月19日
読了日 : 2018年1月19日
本棚登録日 : 2018年1月12日

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