コンダクター (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2010年5月16日発売)
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本棚登録 : 1969
感想 : 148
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石倉毅と新垣の捜査陣、音楽家の朽木奈緒美、真矢秋穂、玉木和夫.コンダクターとして登場する結城康文、演出家・柏井武雄.ミュージカルプロデューサー・相場陽一郎、雑誌記者の野島啓祐、メンタルヘルスカウンセラー・松崎.登場人物の把握がまず大変.椅子に座った頭部のない白骨死体発見がストーリーの発端だが、各人物の動きが小間切れに出てくるので前後関係を確認しながら読んでいくのに苦労した.被害者が雨宮礼司と判明し、恩田匠が登場して事件の真相が次第に明らかになっていく過程が楽しめた.最も意外だったのは石倉の動向だ.ネタバレになるのでここまでにするが、このような奇想天外なストーリーを創造した著者の力量は凄いと感じた.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2024読破
感想投稿日 : 2024年4月15日
読了日 : 2024年4月14日
本棚登録日 : 2024年4月10日

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