「本」に連載中に読んでいたので再読になるが、面白い論考だ.p151にある選良主義者と熟議主義者の主張はそのまま自民党と民主党の姿になるが、彼らの主張は現実には機能しないことは納得できる.そこで、ルソーの「一般意志」をIT社会に当てはめると何故かしっくりするという議論だ.「総記録社会」の現代は無意識のうちにデータが集約される訳だから、このビッグデータを使った政治体制の模索を試みている.最終章の100年後の政府は治安維持と防衛だけを担当しているだろうという予測は同感だ.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2014読破
- 感想投稿日 : 2014年7月25日
- 読了日 : 2014年7月25日
- 本棚登録日 : 2014年7月23日
みんなの感想をみる