フェルメールの憂鬱 大絵画展

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  • 光文社 (2016年6月16日発売)
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感想 : 15
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フェルメールの絵を巡り、巨額のマネーの獲得に奔走する輩が暗躍する豪快なお話だ.特にTAKE美術館のオーナー 大岩竹子は宗教団体天命平和会の信者からかき集めた金で、美術品を買いあさっている.メトロポリタン美術館からフェルメールの絵が盗まれたとの情報に竹子は触手を伸ばす.話の舞台が世界中にあり、やや戸惑う感はあったが、絵自体を鑑賞するより、マネーゲームに世界に価値を見出している人が多いのだろう.日野画廊の日野智則と秘書の斎藤真央の存在は安定したものだったし、彼らの動きはある程度信頼できる感じがした.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2019読破
感想投稿日 : 2019年2月6日
読了日 : 2019年2月6日
本棚登録日 : 2019年1月29日

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