虚構の殺人者: 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫 こ 3-19)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2006年10月1日発売)
3.49
  • (29)
  • (80)
  • (128)
  • (13)
  • (1)
本棚登録 : 736
感想 : 74
3

東京ベイエリア分署篇第2作。

安積警部補とその部下たちが、それぞれの個性を発揮して事件を解決していく様がおもしろかった。特に、およそ刑事らしく見えないおっとりした須田巡査部長が、深い洞察力を示して周囲をビックリさせるくだりがいい。ただし、警察内部の熾烈な競争に関する表現が第1作よりも抑えられていて、ちょっと物足りなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ・国内ミステリ
感想投稿日 : 2010年6月23日
読了日 : 2010年6月23日
本棚登録日 : 2010年6月23日

みんなの感想をみる

ツイートする