生まれ故郷を旧友と飲みながら巡り歩くという楽しい旅日記。
太宰というとどうしても、女性が絡みつつ皮肉なネガティブ思考といった印象が多く持たれるが、この「津軽」を読むと印象が変わるかもしれない。
太宰節もきかせつつユーモアたっぷりなのだ。
しかしながら、旅をしながら自分自身を懐かしく回想し、走馬灯のように人生は儚く過ぎてゆく。
読みごたえのあるよい1冊だ。
一緒に、新潮社とんぼの本の「太宰治と旅する津軽」を読むと、一層深みも増すのでお薦め。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月12日
- 読了日 : 2022年7月12日
- 本棚登録日 : 2022年7月12日
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