3つの短編が、複雑に絡み合う。過去と未来も行ったり来たりしていて、解説を読まないと理解しきれないところ・解説を読んでも理解しきれないままのところがあった。
「ひとりひとりはいい人たちだけれど、集団になると頭のない怪物だ」というチャップリン映画のセリフは、今の時代だとSNSでの誹謗中傷を的確に表している言葉のよう。また3篇の中で最後の「密使」での「耐性菌が蔓延する破滅的な未来」というのは、コロナ禍の現代のよう。現代にも、未来からの使者が現れて、この世界を変えてくれないかな・・・と思ってしまう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月1日
- 読了日 : 2021年8月1日
- 本棚登録日 : 2021年7月30日
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