書店でよく見かけたり、実家にもずっとあったのは知っていたのだけれど読んだことはなく、今回縁があったので初めて読んだ。
心がざわつくことが多い最近なので、落ち着かせて自分を取り戻すのにとても良い本だった。
著者の渡辺和子さんが二・二六事件の犠牲者のお子さんだとは知らず、びっくりした。幼い頃に目の前で父親を銃殺されるのがどんなにか辛い経験か、胸が痛んだ。
けれどきっとだからこそ、神と共に生きる決意をし、周囲に愛を伝えるシスターになったのかなとも思う。
・境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる
・欲望に振り回されてはいけない、自分がして欲しいことを人に与えなさい
・存在を認められるだけで、人はもっと強くなれる
・思わぬ不幸な出来子供や失敗から、本当に大切なことに気付くことがある
・時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる
・愛は生きる原動力
・毎日を「私の一番若い日」として輝いて生きる
・一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、与えたものだ
・謙虚になることが成熟の証
・信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく
・「人に迷惑をかけない」から一歩進んで、「手を差し伸べる」気持ちが愛の実践
・「ていねいに生きる」とは、与えられた試練さえも両手でいただくこと
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月12日
- 読了日 : 2023年12月12日
- 本棚登録日 : 2023年12月12日
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