カルチェ・ラタン (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2003年8月20日発売)
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本棚登録 : 475
感想 : 52
5

コクリコ坂を見たばかりだったので手に取ってみた。

めちゃくちゃ面白かった!

軽妙な語り口、続きが気になる展開、
魅力的な登場人物。
この作者は日本語を自由自在に操っている!
なんてこなれた文章なんでしょう。

主人公ドニは当初まるでのび太君のようなだめっぷりであり、
ことあるごとにミシェルに助けを求める。
しかしこの主人公は前向きでどんどん成長する、すごく好感のもてる人物であった。
私のイメージではドニは医龍の伊集院そのままで、ミシェルは朝田のような存在である。

キリスト教、神学がテーマではあるが、世界史をほとんど勉強していない私でも理解できる内容で、難しくはありません。
宗教がらみと敬遠せず、読んでみてほしいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年9月17日
読了日 : 2011年9月17日
本棚登録日 : 2011年9月17日

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