風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年9月28日発売)
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感想 : 545
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生まれる前に蝕によって蓬莱に流され、人として生まれ育ってしまった戴国の麒麟・泰麒が、十二国に連れ戻されて王を選ぶ物語。
WH版のレビューにも書きましたが、麒麟・泰麒は蓬莱育ちで十二国のことが全くわからない、という設定なので、彼の悩んだり迷ったりする様子に読んでいるほうも一緒にハラハラしてしまう。
こうやって巧妙に読者を引き込む書き方は本当に流石だな、と思います。
饕餮に襲われる場面と、驍宗を必死に追い掛けて行く場面は、何度読んでもハラハラドキドキしてしまいます。
終盤の、悪玉に浸る延王様も好きです。笑

十二国の中で一番幸せになって欲しいのが、戴国の主従コンビだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2012年12月24日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年12月9日

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