未来に先回りする思考法

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015年8月27日発売)
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社会の変化を一本の線として考えるための原理原則をまとめたもの

既存のシステムが今後どうなるかは、そのシステムが生まれた原理原則に立ち返り、今、今後もそれが最適解なのかを検証する思考法が有効

大きな成果を上げるために考えるべきは、今行なっていることはそもそも本当に進むべき道、やるべきことなのかを考える。今やっていることに対して懐疑的な目を持つ。
└現状を効率化し続けることは目的への近道を探すことを放棄した思考停止状態
└物事は惰性で進みがち。現状の効率化を考える前に、今も本当にやるべき価値があるのかを優先して考える癖をつける

物事がうまく行かない場合は、パターンを認識するために必要な試行回数が足りていない場合がほとんど。サンプルが必要だと頭では分かりながらも感情的な理由から十分な数が集まる前に諦めてしまう。目的達成を阻んでいるのは人間の感情というフィルタの場合が多い。

未来を先回りするための近道:
将来的に新しい情報が得られるだろうことを考慮に入れた上で一定の論理的な矛盾や不確実性をあえて許容しながら意思決定を行う

環境の選び方
自分の能力が発揮しやすく、かつ将来的に拡大しやすい可能性が高い穴場を選ぶ

人間や社会を対象とする領域(人類学、経済学、政治学、法学、言語学)の実験を重視してこなかった
└だから狙い目?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年1月10日
読了日 : 2022年1月29日
本棚登録日 : 2022年1月3日

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