時代物は普段読まないけれど、宮部みゆきさんの時代物はわりと好き。この作品もかなりの再読。
いつの時代も、誰かを好きになったり嫌いになったりする原動力はかわらないんだな、としみじみ。
ずる賢い人や気味の悪い人もたくさん出てくるけれど、最後はまっとうな人たちが笑える、お約束といえばお約束だけど幸せな結末はやはり読んでいて気持ちがいい。
物があふれて情報もあふれて、あわただしい現代で生きるからこそ、小さいものを大事にする登場人物たちをみて、色々考えたいと思える。
この上巻では、葵奥様とお六の話が一番好き。胸がすっとする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月9日
- 読了日 : 2012年11月9日
- 本棚登録日 : 2012年11月9日
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