とうに夜半を過ぎて (河出文庫)

  • 河出書房新社 (2011年2月4日発売)
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本棚登録 : 483
感想 : 36
4

どれも面白かった!

特に好きだったのは以下7つ。

『青い壜』:火星で青い壜を探し続ける男の話
『灼ける男』:湖へ行く途中で出会う奇妙な男の話
『第五号ロボットGBS』:宇宙船の中での老人ロボットとの話
『非の打ち所ない殺人』:学生時代に嫌っていた相手を殺しに行こうとふと思いつく話
『ある恋の物語』:13歳の少年と24歳の先生の恋の話
『語られぬ部分にこそ』:祖父が孫と同居人男性(おそらく恋人)の家に急にやってくる話
『十月のゲーム』:理不尽に妻と娘を疎んでいる夫がハロウィンに地下室でゲームをする話

一番好きなのは、『語られぬ部分にこそ』かな。
祖父の苦悩と青春の甘さと永遠には続かないかもしれない関係をどうか永遠であれと願う切なさがよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外
感想投稿日 : 2023年11月24日
読了日 : 2023年11月24日
本棚登録日 : 2023年11月24日

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