空飛ぶ広報室

著者 :
  • 幻冬舎 (2012年7月27日発売)
4.14
  • (1366)
  • (1475)
  • (654)
  • (58)
  • (29)
本棚登録 : 11132
感想 : 1274
4

思い込みで、空井大祐=錦戸亮で読み進めてしまったけれど、
彼はおもてなし課の方でした(笑)
綾野剛はどうしても会津公のイメージになってしまう・・・。

広報が舞台ということで、雰囲気もおもてなし課に近いけれど、
扱っている自衛隊というテーマからか、こちらは少々甘さ控えめ。
有川さんも丁寧に取材されたのだろうなという印象。

大祐が泣き崩れる場面やあの日の松島では思わず目頭が熱くなる。

自衛隊については、やはり3.11での献身的な活動を思い起こされるが、
自分もまた、知識や興味の少ない人の一人だったので、
この本を読んで良かったなと思う。

それぞれの登場人物の抱えた悩みが、
仕事や周りの仲間との関わりの中で、解決し成長していくのも楽しい。

読後は爽やかで、勉強になりながら楽しめる作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年6月28日
読了日 : 2013年6月15日
本棚登録日 : 2013年6月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする