田端到・加藤栄の種牡馬事典 2012-2013

著者 :
  • 東邦出版 (2012年3月22日発売)
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競馬をデジタルに理解するための最適なツール「血統」。その血統において重要な種牡馬の特性やキャラを、その馬が持っているバックグラウンドやストーリーを交えて分かりやすく、面白く解説した辞典。
この本の上位にでてくる種牡馬はほとんどが社台グループ所有、もう日本の競馬は社台グループの独壇場のようです。この本のコラムにあるように、社台グループは海外の名馬をどんどん購入する一方、メジロ牧場、カントリー牧場といった歴史のある名門牧場はどんどん閉鎖に追い込まれていく。もはや国内から社台に対抗できる勢力がでる可能性はほとんどなく、ダーレーのような海外勢も日本への進出はまだまだ苦労している模様(日本の競馬界はあいからわずクローズド)で、これからも社台グループの支配力はより強くなっていく気がする。
この本とこの本の世界版「世界の種牡馬」を読めば、競馬界の概要が分かると思います。
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%A8%AE%E7%89%A1%E9%A6%AC-%E5%85%A8%E8%A8%82%E7%AC%AC4%E7%89%88-%E5%8A%A0%E8%97%A4-%E6%A0%84/dp/4809409864

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 競馬
感想投稿日 : 2012年4月8日
読了日 : 2012年4月22日
本棚登録日 : 2012年4月8日

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