幸腹な百貨店

著者 :
  • 講談社 (2015年11月11日発売)
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本棚登録 : 386
感想 : 54
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閉店危機のデパートを救うべく、かつてそこで働いていた主人公がどのように再生していくのか奔走しています。

食べ物の描写が多く描かれていて、美味しそうでした。詳細に描かれているため、想像するとより立体的に浮かび上がりました。食べ物を多く書いていたためか、主軸となる再生計画が、後半になるにつれて、急ぎ目でとんとん拍子に事が進んでいる印象を受けました。なので、割とあっさりとした物語かなと思いました。しかし、段々と一致団結して、デパートが活気強くなる工程は、読んでいて爽快感がありました。
イラストが時折登場し、雰囲気が明るめでしたので、ラノベっぽかったです。むしろ、ビジネスよりかは、グルメの方に重点を置いている印象でした。
美味しそうな料理ばかりで、空腹の状態で読んでいたら、お腹がなると思います。
デパートが今後結末のような勢いでいくかわかりませんが、どうなっていくのか見ものです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020年4月
感想投稿日 : 2020年4月24日
読了日 : 2020年4月24日
本棚登録日 : 2020年4月24日

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