子どもを産むことを巡って、さまざまなスタンスを持つ女たちが交錯します。
子どもを産むとスタイル(体のライン)が崩れるから、子どもを生みたくないという登場人物いました。これを言った女性は世人の顰蹙を買い、ブログが炎上、仕事も干されてしまいました。
人には間違える権利も、別の意見を持つ人から見れば愚かでいる権利もあると思います。他の人に○○しろと言ったならまだしも、自分はこうしたいという表明をして社会的制裁を受けるなんて、嫌な世界だと思いました。
本当は夫の方が子どもが欲しくて仕方がないのに、妻に協力するという口実がなければ不妊治療を始められなかった夫婦の話もありました。不妊で妻以上に苦悩する夫の例をあまり見ないので新鮮でした。
不倫する女性には共感したり反発したりしながら読みましたが、不倫する男には、呆れること大でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2012年10月22日
- 読了日 : 2012年10月22日
- 本棚登録日 : 2012年10月21日
みんなの感想をみる