著者は何が言いたいのだろう? 昨今右より左よりの論をともに批判しているように見えるものの、では著者の意見はというと鮮明には見えてこないです。私の読み方が不十分なのでしょうか? 批判の俎上に載せる様々な引用が多いために、著者の意見の部分が見えにくくなっているのかもしれません。ただ、最大の疑問は、編集部の意向なのかもしれませんが、大見得を切って「司馬史観」などとタイトルに挙げているのに、本文中ではほとんど触れられていませんし、肝心の司馬史観とやらがどんなものなのかも著者は明らかにしていないように感じられました。タイトルに騙されるな、という感じがします。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
讀後記(一般)
- 感想投稿日 : 2007年7月21日
- 読了日 : 2007年7月21日
- 本棚登録日 : 2007年7月21日
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