妖恋(ようれん) (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所 (2013年7月17日発売)
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本棚登録 : 202
感想 : 25
5

切ないです。との物語も切ない妖しさ、現代人の感覚からするとどうしようもない閉塞感、そんな空気の重さに覆われているのに、作品世界は幻想的で軽やかです。あともうちょっとで幸せをつかめそうなのに、いや、案外当人は幸せな生を全うしたと自足しているのかな、という気もします。ちょっと宮木あや子さんの『花宵道中』に似た感じを覚えますが、あちらが悲恋物語中心なのに対し、こちらはやはり幻想譚中心と言えるでしょうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 讀後記(一般)
感想投稿日 : 2013年7月24日
読了日 : 2013年7月24日
本棚登録日 : 2013年7月24日

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