もものかんづめ

  • 集英社 (1991年3月20日発売)
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本棚登録 : 1557
感想 : 195
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ちびまる子ちゃん好きなら抑えておきたい一冊。疲れているときにおすすめです。活字なのに、ゲラゲラ笑わせてくれます。1話ずつは短いから細切れで読めるのに面白すぎてどんどん読めてしまいます。もともとは1991年に発売された本で時代を感じる表現もありますが、それも味です。文庫版を読んだのですが、巻末のインタビューあれなんだろう・・。

●睡眠学習枕
家族の反対をふりきって買ったこの枕・・。先に勉強してから寝るというところが書いてあるのがまだ良心的と思いました。実はわたしも学生時代に睡眠学習のために英語のCDを流しっぱなしにして寝たことがありました。やり方は異なっても同じことをしているという点で笑えました。なお、効果は「あった」と信じ込んでいます笑

●しょうもない話のレベルが高い
本当にそんな快便があるのか?!と笑ってしまうほど本書のように面白おかしく演出されたしょうもない話を聞くのは好きなんです。が、実際、しょうもない話が始まると即離脱してしまう人間です。本だと「刻々と時は過ぎ」ですむのでぜひ楽しんでみてください。

●友蔵の話
他の方もふれていますが、まず、ちびまる子ちゃんの友蔵は理想のおじいちゃんであって実際は全く違う性格だったそう。その友蔵の死について書いてあるのですが、それについて後日意見をもらったとのこと。「”血がつながっているから”ということだけで愛情まで自動的に成立するだろうか」という問いは様々な家族問題で苦しむ人の光となるかもしれない問いだなと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライフスタイル
感想投稿日 : 2023年10月28日
読了日 : 2023年10月28日
本棚登録日 : 2023年10月28日

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